クチート使いの随想録

徒然なるままに

【USUM‐S10最高最終2135(10位)】ノアグロクチート

 初めましての方は初めまして、そうでない方はお久しぶりです。今シーズンTNリリスで潜っていたノアです。ソシャゲ課金を通して膨れ上がるリボ払いに苦心する日々にさよならを告げるため、再びコスパ最強ゲームを手にしました。SM最終シーズン以来のレート対戦となりますが、いい結果を残せてよかったです。

 以下敬体→常体

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【構築経緯】

 久々ということもあるが、構築を一から組む脳がないのでS9の中から使い勝手が良さそうなクチート軸を見つけ、参考にした。

【USUM】シーズン9使用構築 アグロクチート【MFR2166-12位】 - Altaria

 クチートと純粋に相性がよく強いミミギャラは確定で、最初はゲッコウガに代わる先発要員として催眠対策枠でもあるコケコにシュカを持たせ、コケコやテテフに強い襷ドリュ@1で組み始めたが、コケコに襷激流ゲッコウガ程の初手性能、技の通り、安定性がなく連戦連敗したので、結局ドリュウズを抜いてゲッコウガを入れた。@1の枠は最終的には元記事と同じくガッサになったことで並びが丸々一緒になったが、最初はクチートが炎牙ではなく雷Pを持っていたため、ナットハムツルギを見る枠として両刀マンダ→珠ニドクイン→ヤケクソになってボックスにたまたまいたから入れた珠フェローチェ→スカーフガモス→両刀メガガブ→めざ炎ポリ2といった具合に最後まで悩み続けた。

 

【個体解説】

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 火力を削りたくないのと総合耐久を上げるためにHAぶっぱ。余りはBDに振っても変動する乱数がほぼないのでSに。(一応B4振りでガブやメガギャラの地震の乱数が変わるぽい)
 技構成はふいうちは確定で、最初はじゃれ→アイヘ、牙→雷Pだったが、構築的に命中安定だが範囲が狭いアイヘより命中不安でも範囲の広いじゃれつくの方が圧倒的に強かったので変更。雷Pに関してはドヒドを見たり、トリル下においてじゃれ+雷Pでリザを両対応できる強みがあったが、ナットハッサムカミツルギに対して刺さりの悪い@1のポケモンの選出が強要されるのと、クチート自身がエレキフィールド下でバレルを押し切ることができない問題があったため牙に変更。ラストはポリカビに有効且つ汎用性の高い叩きに収まった。
 本構築はクチート一メガなため選出率が99.9%ぐらいあるが、実際ふいうちを打てるというだけでも腐りにくく、Z技という逆風が吹きつつも七世代最強ポケモンと名高いミミッキュに対して強めなのが嬉しい。今シーズンは最速リザが増加傾向にあったため他で削ったり交換際の叩き+ふいで縛れる動きがし易くなったのも大きい(鬼火がそこそこいたので後出しリザに対してはゲッコウガバックしていたが)。しあん(NN)ちゃんかわいい。

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 呪い二回で退場できるようHPを偶数にしたABミミッキュ

 個人的に六世代では無難に強かったが七世代では中途半端で弱いという印象付けがなされてしまったHCポリ2に対し、耐久振りミミッキュは安定してトリルが貼れる上に強力な退場技を持ち合わせているクチートにとっての新たな救世主だった。今シーズン爆増したゴーリにキレつつも高勝率を収めれたのはすべてこの子のお陰と言っても過言ではない。テクスチャーポリZや壁展開に対しても、皮+トリル+呪いというのが大きな助けとなった。また、構築的にマンダを順当に見れるのはクチートとこの子だけで、マンダを重く見たりコケコ入りに対する切り返しを重視した場合積極的に選出した。

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 最速グロスがまったくいなかったのもあるが、火力重視の控え目CS。

 技構成は通りがいい命中安定最大火力のなみのり、ガルドグロスゲンガーに打てる悪波、ミミッキュの皮を破ってクチートに繋ぐことのできる蜻蛉、処理や削りとして優秀な手裏剣で完成されている。

 先発安定の名は伊達ではなく非常に強力なポケモンだが、型を一点読みしてくる相手も少なからずいて、テンポをリード出来なかった場合は苦戦を強いられた(めざ氷や結び、自然の怒りから入ってくるコケコ等)。もっとも、無振りコケコなら通常なみのり+手裏剣三回でほぼ落ち、仮に二回でもクチートのふいうち圏内に入る。

 ゲッコウガの強さは何をしてくるか分からないという面も含まれるため(この型は特にそう)、今後もし一点読みが多発するようならばかなり厳しいかもしれない。

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 調整は↓から

【S7使用構築】カバマンダ【最終2155】 - 月曜日は自主休講

 S最速ゲッコ抜き、BDはめんどくさくてCに振った。

 最初は瞑想の枠は草結びだったが、主な対象であるカバやマンムーがいたらゲッコウガの方を投げ、最終的にガッサも入ってきたのでポリ2に対する抵抗と汎用性を考え変更した。そのためシュカは主にランドピンポイント気味になったが、ランドに対して居座れるのはとても使いやすくてよかった。副産物としてマンダの地震フェローチェのライナー、サイクルで少し削れてもグライの地震を受けたりできる。ただ、このポケモンは過信できるほどのポテンシャルがないので、相手の構築にバレルやガッサ、ビビヨンがいる時かドヒドグライムドー系以外にはよほど刺さりがよくない限り選出するようなことはしなかった。正直封じから入るランドはもれなく次ターンステロを撒いてくるので結びを切ったこの個体が耐久調整をする意味は果たしてあるのかどうか疑問ではある。

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 AぶっぱS+1で最速ゲッコ抜き余りHBD

 最強ポケモン、本構築のMVP。クチートに抜群で入る地面を無効にし、炎を半減で受ける上に威嚇も撒けるといった具合にとても相性がいい。ヒコウZの通りの良さ、竜舞後の火力の高さには目を見張るものがあり、襷激流ゲッコウガが苦手とするレヒレに対してもムンフォが二発受かるため後出しから舞っていける。もちろんヒコウZは読まれるのでHPがある状態ではいかに身代わり、余裕がない場合は滝か竜舞と合わせて隠していくかが肝心となる。

 難点は意地なため一舞で130族を抜けないこと。あとこの調整だとゲッコウガ抜きコケコと同速になるので最悪中の幸いを拾えるよう129まで振ったほうがいいかもしれない。

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 最後まで悩んだ枠。

 クチートの雷Pを牙に変えたので、ドヒド入りの受けサイクルやクチートに一任していたカビポリを崩せるよう剣舞ガッサを採用。襷は取られているので珠を持たせ、少しでも出オチのリスクを減らせるよう最速を取った。実際珠を持たせるなら陽気でも火力は十分足り、ロップやルカリオは確定、有名なミミの剣舞霊Z耐えのナットは剣舞マッパで飛ぶ。だが実際は封じも襷もないため相手のグロスマンダリザゲンガーに極端に弱く、使用率の高いテテフレヒレミミッキュに対しても選出画面だとS関係が分からないことから選出には消極的で、誘導枠としての性質の方が強かった。

 

【初手ゲッコウガに対して厳しい/めんどくさい相手の初手】

スカーフor耐久振りテテフ

水Zゲッコウガ、草結びゲッコウガ

ジャローダ

鬼火/シャドボZミミッキュ(UTでクチートを出してしまうため)

ニトチャリザ

半分木の実コケコ

など

 

QR

https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-3830-4676

 

【雑感】

 2000には100戦以内で達成できたものの、そこから一勝しかできず1900前半まで溶かして数日間も停滞し続けたのは精神的に辛かったが、最終日1918の状態から朝まで粘りに粘って2135に行けたのは本当に嬉しかった。S11もやるかどうかは不明だが、より上位を目指せるよう精進していきたい。

 質問等あれば@noahsylphまで。

【メモ】クチート軸を組むにあたって

PGL1~100ぐらい

【嫌いなやつ】

[炎タイプ]

バシャ、ドラン、リザY、リザX、ヒートロトムガオガエンエンテイ

諸説ーAガラガラ、シャンデラ

[地面タイプ]

霊獣ランド、カバルドンガブリアスグライオンマンムードリュウズ、メガラグ、ホルード、ニド夫妻

[特殊高火力]

ゲッコウガ、レヒレ、コケコ、ギルガルド、霊獣ボルト、メガルカ、アシレーヌデンジュモク、ジバコ

[受けポケ]

ドヒドイデ、(鉄壁)メガヤドラン、メンヘラミロカロスエアームド

[レイパー]

キノガッサモロバレル

[めんどくさい]

スイクン、ミトム、ラプラスニョロトノペリッパー

[油断するとやばい]

ミミッキュ、テテフ、メガガル、メガゲン、フェローチェ、ポリ乙

[うざい]

カビゴン、カグヤ、メガバナ、メガグロス、サンダー、メガライボルトエルフーン

[牙ないとやばい]

ナット、ツルギ、ハッサム

[膝で確一]

メガチャーレム

[カス]

オニゴーリビビヨン、ポガッサ、ピクシー

 

【おまけ】

[トリル貼る時邪魔なヤツ]

カバルドンカビゴンモロバレルナットレイ、威嚇持ち(ランドとか)

【メモ】浮いているポケモン

PGL1~100以内

【飛行タイプ】

霊獣ランドロス

リザードン

ボーマンダ

ギャラドス

テッカグヤ

霊獣ボルトロス

化身ボルトロス

グライオン

サンダー

エアームド

カイリュー

ペリッパー

ビビヨン

バルジーナ

 

【浮遊】

ヒートロトム

クレセリア

ウォッシュロトム

サザンドラ

ラティアス

ラティオス

ユクシー

 

【おまけ】

カプ・ブルル

ジャローダ

トゲキッス(ランク外)

【S6使用構築】背水ポリクチLa Fin

供養

 

ドリュゲコテテフ

カバマンダレボルト

とかいうさいきょうのサイクルパを考えた(つもり)ものの頭が対面で構築もクソザコナメクジだったので最終シーズン最終日だし結局いつもの構築に戻って行った

クチートかわいい

 

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【構築】

クチート@石 威嚇→力持ち

意地HA余りS

ふいうち+じゃれつく+冷凍パンチ+叩き落とす

最終日に育成した個体。カバやランドの増加に対応するためレンチが欲しかったが、レンチ+アイヘの技範囲は個人的に扱い辛かったため剣舞を切ってじゃれ叩きを入れた。実際剣舞を打つ場面、欲しい場面は一度もなく、レンチと叩きの両立は使っていてとても気持ち良かったので最後にクチートのしっくりくる技構成を見つけることができてよかった

 

ポリゴン2@奇石 ダウンロード

控え目H244B4C192D68

トライアタック+10万ボルト+シャドーボールトリックルーム

前季はHCで使っていたがそっちの個体は技構成を色々弄っていて変えるのがめんどくさかったのでDに振っていた個体を再び使用

実際はテテフのキネ2耐えというよりはコケコやリザYに対して大きく活躍したのでとてもよかった

 

キノガッサ@襷 テクニシャン

意地A204B52S252

キノコの胞子+マッハパンチ+タネマシンガン+岩石封じ

前季と同じ陽気ガッサのマッパ耐え個体。一周回ってまた強かった気がする。襷が潰れないまたはトリル下での詰めが見えた場合積極的に出しに行った(と思われる)

ゲンガーと不運にも対面してしまった場合は胞子から

初手テテフ対面は9割(経験上)で挑発が飛んでくる

 

ゲッコウガ@水Z 変幻自在

控え目CS余りD

ハイドロカノン+冷凍ビーム+水手裏剣+めざめるパワー炎

強い!以上!

最速マンダルカリオ辺りに上から殴られるのはご愛敬だがそれらのデメリットよりも控え目の火力の方が大きいように思われる、最後にこのポケモンを使えてよかった(高火力高速度は正義)

 

ミミッキュ@霊Z 化けの皮

意地AS余りH

じゃれつく+シャドークロー+剣の舞+かげうち

いつもの。特に言うこともなく無難に強い

ただ汎用性も強さも使用率も優れていることから対策も必須レベルでされているので、ストッパー性能期待で選出する際は慎重に考えた

受けルは無理だ~と思っていたがこの子で択に勝てば勝てる

 

リザードン@Y石 猛火→日照り

控え目H172B108C84D4S140

大文字+めざめるパワー氷+ソーラービームニトロチャージ

借りたやつ、S実値が138なため同型に比べ少し早い(本来は羽休め型のやつ)

上手く選出できればとても強かった。文字はじゃれつくより命中率が高いので信用可能

 

【総評】

リザYゲッコは最終日に強そう(こなみ)と思い、てきとうに【ポリクチミミガッサ】という使い慣れたテンプレートに突っ込んだが思いの他手に馴染んでよかった

ただ何も考えずに突っ込んだため電気の一貫がやばああああああああああああい

このせいで強気に初手ゲッコウガを置くことが出来なかった試合が多々あり、出し勝ちが肝心な対面構築において出し負けが頻繁に起きてしまったのが大きな反省点

一応コケコに対してはポリ2で削ってガッサorゲッコの先制技で縛る動きをしていた→初手バシャが来て投了(ミミ選出で択)

基本選出はなく臨機応変だがメガ2、Z2なためパターン化は容易。初手には色んなポケモンを満遍なく出していたが、炎タイプに怯えてクチートを初手に出せなかったらこの構築は使えないと思う(綱渡り構築)

 

【雑感】

最終日に持ちレート1700という悲壮感溢れるスタートだったが、レートを一気に爆上げできるタイプではないことは自明であったし、元々やる気がなかったため最後の最後にクチートを使ってメンテ突入まで潜ることができ満足(マラソンの最後の50Mから参加してマラソン完走しました!とかいうやつ)

ただギャラゲッコ対面で持ち時間消費しまくって竜舞選択→メガ進化のタイムロスの末勝利した時既に9:01。n回目の20チャレでメンテストップがかかるというなんとも言えない結果に終わってしまったのが悔やまれる

新作は今のところプレイする予定はないので(やらないとは言っていない)、そのことからも今季は久方ぶりに純粋に、気楽にポケモンを楽しめたように思える

ではいつかまた会いましょう

La Fin.

【S5使用構築】背水ポリクチβ

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前期のポリクチミミガッサの改良(?)版

 

クチート@石

意地HA余りS

じゃれ+ふい+剣舞+叩き

牙を叩きに変更。七世代でも使いやすかった。バシャのフレドラ乱数を重視してSを下げHに回した。

 

ポリ2@奇石

控え目H191(実値)Cぶっぱ余りBD

トラアタ+シャドボ+10万+トリル

テテフと対面させることがなくなったのでDに回していた分を火力補強に使った。これもこれでよかった

 

ミミッキュ@霊Z

意地AS余りH

じゃれ+影+シャドクロ+剣舞

前期と同じ、特に言うことなし。カバ入りがきつすぎたので身代わり剣舞も一考したが鋼を崩す役割も担っていたためシャドクロを切ることができなかった。

 

ボーマンダ@石

臆病CS余りH

ハイボ+放射+身代わり+羽

クチートが牙を切ったので代わりにこちらを特殊型にした。カグヤに強くなり、特定の構築にはeasy-winできたのが大きいが構築全体がコケコ/ゲッコ絡みのサイクルにめっぽう弱くなってしまったので総合的に見ればマイナスだったかもしれない

 

キノガッサ@襷

意地A193(実値)S252余りB

ガッサ対面有利に立てるよう陽気マッパ耐えの意地を採用した。意地に変えて困ったことはほぼなく、ゲンガーとは極力対面させなかったが、対面した時も基本封じを嫌ってか身代わりを貼る相手がいなかった。なお最速起きで負ける

 

ランドロス@地面Z

細かな調整↓

yamashin0131.hatenablog.com

受けルや受け気味の構築に滅法強く、クチートの苦手なランドを起点にできたり、ガッサに対し身代わり→地震→地面Zで処理できる動きも強かった。

ただし吹き飛ばしや氷の牙持ちカバが増えたのがかなりキツく、氷技持ちの浮いているポケモンに対して「うちおとす」という低火力の一過程が必要なのがもどかしい場面が多々あった。

 

【総評】

カバリザやカバグロス、ランド入りサイクルと言ったステロを撒いて上から殴ってくる構築に死ぬほど弱く、その上それらの構築が環境上で蔓延していたのが大きな逆風だった。それを肌で感じていたのにもかかわらず、馬鹿の一つ覚えのように更なる改善案や別の構築案を早期に考えなかったのが大きな敗因だと思う。

最高レートは2017で、初手のグロスのアイヘ二連怯みでポリ2を試合もろとも破壊されたあとずるずると溶け、なんとか漕ぎつけた二度目の20チャレを択負けで落として以降は運も実力もふるわず、おおよそ人間とは思えない地の果てまで墜ちたため割愛する。安定性のなさを実感するシーズンだった。選出当てないと勝てない。

来期は環境に適応した構築を組めるよう頑張りたいと思う。あと厄払い。

【S4最高2044最終2034】背水ポリクチ

 最終日にef - a tale of melodies.を完走し、号泣したままコンビニでクレカ支払いでモンエナとビッグフランクを購入し、感動と悲しみと感慨とやるせなさを抱きつつ2022から潜るものの初戦から回線が切れ滅びの産声を聞く……

 

 閑話休題

 

 まず最初にクチート軸を組むにあたってZが猛威を振るう七世代ではクチートに介護役をつける受け出し半サイクル思考では非常に厳しいと思い、対面思考にシフトした。 

 結果クチートが嫌いな電気Zコケコを誘い殺せる襷アシレ+地面タイプや物理全般に強いトリルHBポリ2を軸に構成することになったものの、コケコのボルチェンに対して安定しなかったのと、イマイチクチートを活かしきれず一生低レート帯をウロウロしていたため、思い切ってクチートから離れ、↓の対面構築を使うことにした。

 S4使用構築 対面マンダマンムー:賢い可愛い - ブロマガ

 ↑の構築を使っていく内にHCポリ2とミミガッサの対面・単体性能、ポテンシャルの高さを改めて実感し、それを踏襲するような形で以下の構築を組んだ。

 コンセプトは、初手で勝ち、相手に先に二体目を出させてそのまま勝つ。

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 クチートクチートナイト 

 性格:意地っ張り 

 特性:威嚇→力持ち

 実数値:155(236)-150/172(252)-105/145-x-75/115-73(20)

 技構成:じゃれつく+ふいうち+剣の舞+炎の牙

 安心と信頼のS20振り意地HA。技は最強のじゃれふいを確定として残り二枠はポリクレセ等の指数受けを破壊し、裏も大きく削れる/倒せる剣舞、ミラーやナットハッサム等の鋼に打てる炎牙を選択した。

 Zの登場や麻痺のS1/2化といったような相対的な弱体化に加え、ふいうちの威力低下と色々向かい風に晒されることとなったクチートだが、ふいうちにさえ目をつむればその高火力は依然目を見張るものがあり、トリル下での制圧力は中々のものだった。

 本シーズンを通して理解できたクチートの大きな魅力は、ガルマンダグロスギャラ(バンギ)といったような主要メガ及びミミテテフに「じゃれつくさえ当てれば」対面で強く、そして裏のポケモンが受かりにくいことだった。

 最終日は300下にじゃれ外しで負けて髪の毛が無くなった。

 

 ポリゴン2@進化の奇石

 性格:控え目

 特性:ダウンロード

 実数値:191(236)-x-110-165(196)-124(68)-80

 技構成:トライアタック+10万ボルト+シャドーボールトリックルーム

 200テテフのPF下キネを3.1%切って二耐え、余りC(11n)。メインウエポン最強運ゲー技のトラアタ、ミミガルドゲンガーグロスに打てるシャドボ、クチートのサポート用のトリルまでを確定として残りはアシレスイクンレヒレといったクチートが嫌いな水タイプとカグヤに対して打点を持てる10万。

 自分はORASの頃からHCポリ2はずっとれいビ信者だったが、レヒレカグヤスイクンに打てる10万が本当に強く、ポリクチのポリ2の完成系の技構成だとすら思っている。コケコに対してもほぼ確実にCが上がり、トラアタで致命傷を与えられるためその初手性能の高さを非常に重宝した。ただしコケコのボルチェン→トラアタがあまり通らない相手が出てきたり、上からZのような動きで崩される恐れもあるため、ボルチェンが目に見えているのなら踏み込んだ行動をするべきだと思う。トリルのタイミングもなかなかシビアで、不意のZで確定数をズラされたり、相手の裏にカバが控えていたりするとなかなか難しい。ミミッキュの舞妖Zや舞じゃれ×2耐えはしないため、過信は禁物。

 ちなみにC↑10万で157メガクチートが71.1%の乱2。

 

 キノガッサきあいのタスキ

 性格:陽気

 特性:テクニシャン

 実数値:135-182(252)-101(4)-x-80-134(252)

 技構成:キノコの胞子+マッハパンチ+岩石封じ+タネマシンガン

 封じ後のゲンガーコケコやマンダを抜くことを考えたら陽気一択。意地だとミミ(皮非考慮)テテフが高乱3発で落とせるため好みは分かれるとは思う。

 最強行動保障ポケモン。襷を盾に封じで炎タイプを見ようとする時は選出画面にステロ撒きそうな駒がいる場合はミミッキュを優先しがち。カバ入りには積極的に選出する。

 

 ミミッキュ@ゴーストZ

 性格:意地っ張り

 特性:化けの皮

 実数値:131(4)-156(252)-101(4)-x-125-148(252)

 技構成:じゃれつく+シャドークロー+剣の舞+影打ち

 クチート軸から組み始めていたらクチートとのシナジーのためにトリルを採用していただろうが、間違いなくこの最もパワーが高いミミッキュの型が強い。クチートとの兼ね合いから鋼に対して役割集中を行ったり、ガルドや炎に対して忌憚なく打てるのを評価して妖Zではなく霊Z。ガル入りには選出を控えがち。

 最終日は300下にじゃれつく外しで負けて禿げた。

 

 ボーマンダボーマンダナイト

 性格:意地っ張り

 特性:威嚇→スカイスキン

 実数値:197(212)-178/189(52)-100/150-x-101/111(4)-150/170(236)

 技構成:恩返し+竜の舞+羽休め+身代わり

 H4振りミミッキュを恩返しで最低乱数以外1発、最速ガブ+1、余りH(奇数)とマンダがよく誘うポリ2がメガ前に対してダウンロードでC上がるのを極度に嫌って努力値を4余らせている(正直この構築はポリ入りには基本クチートを選出するのであまり意味はない)。技構成はクチートが嫌いなカバグライランドに対して強いみが羽竜舞。威嚇込みA197ランドの岩封を身代わりが確定耐え。

 相手の構築にバシャーモやガモスがいた場合積極的に選出する。大増殖したカバに対してはほぼ全員吠える/吹き飛ばしか氷の牙を持っていたため期待していたようなeasy-winはできなかったが、七世代最強のメガ枠と謳われるほどの強さはしっかりと持っていた(ガルドカグヤに押し勝ったり)。めざ氷バシャは犯罪(一応耐える)。ちなみに無振りウツロイドは二舞恩返しで確定、HB特化カバは四舞恩返しで81.3%の乱1。

 

 霊獣ボルトロス@カクトウZ

 性格:臆病

 特性:蓄電

 実数値:155(4)-x-90-197(252)-100-168(252)

 技構成:10万ボルト+気合玉+めざめるパワー氷+悪巧み

 テンプレ臆病CSZレボルト。コケコに強いヘドウェやバナに対して強いサイキネも魅力的だったがグライオンに笑顔になられたくなかったのでめざ氷。

 受け気味な構築に対してかなり強いのと、受けループに対してささやかな抵抗を行うことが可能(勝てるとは言っていない)。正直まったく信頼していないので(特に耐久面)よほど刺さっていると感じない限り出さない。改善枠。

 

基本選出はポリ2+ミミ/ガッサ+クチ/マンダもしくはミミ+ガッサ+クチ/マンダ。 

 

【総括】

 最終日になって急に調子がよかった回線が死に始め五回切れ、加えて実力負けや運気の低下も重なり1800チャレンジに突入したものの最終1900で終わるのが嫌すぎて6:00からバイトがある癖に出勤5分前までギリギリ潜り続けた。結果としては2000には戻れたものの構築自体が持つポテンシャルは非常に高いと思っている(思い込んでいる)ので、もっと上を目指したかったのが偽らざる気持ち。代償として6時間勤務~大学ムーブで死にかけました。もう2度と徹夜でバイトは行きません;;

 来季はやるとしたらまた別のクチート軸考える可能性が大だと思われるがポリクチミミガッサはSM環境における一つのクチート軸のテンプレ足りうるぐらいには強力だと思っているから増えそう(こなみ)。ポリミミガッサが強いだけとは言ってはいけない

 

 P.S.本当は深山幽谷ポリクチマンダとかいう格好つけた構築名にしたかったけどその仰々しさに数字が追い付いていなかった……

 

Pokémon Global LinkQR

 

【メモ】対戦で考えること

七世代のシングルレートにおける選出時間は1分30秒

一ターンごとに与えられた持ち時間は60秒

総合で10分あるが余程のことがない限りそれを使い切ることはないため割愛

 

この限られた時間内での思考量の多寡がその人のプレイングスキルの強さに直結していると思う

だが毎試合同程度の高精度で高濃度の思考をその時間内に行い切るのは人間である以上、例外はあると思うが、多くの場合困難であると思われる

故に、ある程度マニュアル化することが出来れば、質を保ったまま思考のショートカット、あるいはスタート地点をより前に、確固たる土壌の上に置くことが出来るのではないかと思った次第だ

実際にその準備に入る前に、上で「思考量の多寡」と言ったが、それに加えて最も重要なものを補足すると、それは「思考の結果」他ならない

もちろん端的に言えば、ボタンを押して取った行動が思考の結果そのものと言えるが、ここでの思考の結果とは「思考時間内に余裕を持って思考に基づいて下した判断」のことを指す

つまり、選出なら1分30秒の間に相手の選出予想、こちらが不利なこと、有利なことのあれこれを場合によっては複数パターンに渡って考え、その上で思考しただけに留まらず、最善だと思った答えを決定しなければならない。同様にして対戦時もそうである

だからこその難しさ、大変さだと思う

 

では実際の制限時間においての思考量をなるべく減らすため、出来ることと言えば「相手に左右されにくいもの」、即ち

①自身の構築は相手の目にどう映るか

②選出における思考の手順をマニュアル化し、考えを考える時間をなくす

が思いつく

①に関しては、他者依存である以上「相手に左右されにくい」はおかしいのではないか、と思うかもしれないが、依存しているのは技や持ち物等のテンプレ、警戒すべき構成と言った対戦において必須事項たる「共通認識」であるため、逆にその共通認識と自身の構築の差異を理解していないと足元をすくわれる可能性の方が大きいと思われる

では改めて①について述べると、その時その時の流行り(前シーズンで結果を残した構築など)、テンプレと照らし合わせて自分の構築は相手にどう映るか、それを正しく把握すること、それだけである

あとは選出であれ対戦であれその土台に基づいて思考すればいい

もちろん型バレ再戦等はまた別の話

 

次に②だが、対戦においては臨機応変だと思うため、主に選出における思考の手順を考えたいが、その手順というのもその人や構築種類によって様々だと思う

例えば、

①で自分の構築を正しく把握したため、(後々経験則も加わっていくと思うが)それに基づい相手の選出を予想する

その予想に基づいて選出を組んだところ予想外の個体に対応できるかも考える

などが挙げられると思うが、言いたいことはつまりそういった考えごとを「考える」と予め決めておくことだ

もちろん実際と思考の差異や合致をフィードバックし、精度を上げることができれば理想的である

このように対戦外で考えられるものは事前準備として予め蓄えておき、実戦において乱雑な思考を減らすことができればその精度も高まり、判断を下す余裕も増える=最善手を取れる可能性が高まるのではないかと思う

 

あと言うの忘れてましたが「思考を纏める能力」、これが最も必要不可欠なもので、それは訓練を通して鍛えるか、上で長ったらしく述べたように手順や内容を明確化することでまとめる時間を作ったり、まとめやすくしたりするかだと思います

 

というようなことを実践できればPSが上がるのかなーと思いました完

何事も行動するのが一番難しい……